准学校心理士の資格取得と資格申請について

新しい資格！准学校心理士

　「准学校心理士」は，学校心理士に準ずる資格です。学校心理士と准学校心理士が参加できる研修を受講して，通常より短い実務経験期間で「学校心理士」を受験することができます。
　大学などの加盟校が卒業見込み者の中の希望者を一括して申請します。加盟校の卒業生は、卒業と同時に准学校心理士の資格が得られる仕組みです。

准学校心理士の資格申請の条件

　現在、大学などの加盟校に在籍している学生が対象となる資格です。
　加盟校が卒業見込みの学生のうちの希望者を一括して申請します。学生は、加盟校に在籍し｢教育心理学｣、｢発達心理学｣，｢教育相談｣，｢特別支援教育｣などの授業の内，３科目６単位以上を取得していることが条件です。 学生の申請の費用は3,000円で、学生は大学などの加盟校に支払います。そして、加盟校が学校心理士認定運営機構に一括して支払います。

准学校心理士の特徴は？

　・あらかじめ認定された加盟校に在籍している学生が取得できる資格です。
　・加盟校を卒業して教員免許や保育士の資格を取得した場合、希望者には卒業と同時に得られる資格です。
　・准学校心理士の資格は、３年の期限付きで、更新はありません。
　・その３年間の間に講習会を受けてポイントを取得して、条件を満たすと学校心理士の受験資格が得られます。

准学校心理士の資格取得のメリットは？

　１つめのメリットは、資格を取るための手続きが、非常に簡単なことです。加盟校の在籍の学生は、まずは、加盟校の案内に従って、必要な科目を取得しておきます。卒業の年度になって、申請のための書類と申請の費用を加盟校に支払います。そうすると、卒業の時に資格が得られるのです。

　２つめのメリットは、資格取得の費用が非常に安いということです。申請の時には3,000円の費用がかかります。資格の登録費が3,000円、年会費（3年分）が9,000円です。全て合わせて15,000円です。3年で15,000円ですから、1年あたり5,000円という計算になります。

　３つめのメリットは、学校心理士が受ける研修に参加することができるということです。学校心理士向けの研修会は、各地方や都道府県の学校心理士会や認定運営機構が開催しています。それらの研修会には、今までは学校心理士しか参加することができませんでした。そういうレベルの高い研修会に参加することができることもメリットです。しかも、それらの研修会は、会員向けの研修会のため１回3,000円程度の比較的低い費用になっていることもメリットです。

　４つめのメリットは、学校心理士の受験資格が得られるまでの実務経験の期間が３年に短縮されることです。学校心理士の資格取得にはいくつかのハードルがあって、自分ひとりでそのハードルをクリアしていくのは意外と大変です。しかし、既に「准」資格を持って学校心理士向けの研修に参加していることは、資格取得に役立つ情報やサポートを得られやすくなります。この点も大きなメリットだと思われます。

加盟校に在籍していない人や既に仕事をしている人は？

　准学校心理士は、学校心理士の資格取得を目指す人のための３年という期間限定の資格です。そのため、加盟校に在籍していないからといって、それが大きな不利益だとは言えません。これらの方は、今まで通り、仕事に就いた後に経験を重ねていくことで学校心理士の資格申請の条件を満たすことができます。

より詳しく知るには

　准学校心理士の詳しい情報は学校心理士認定運営機構に掲載されております。詳しい情報はそちらを参照してください。
　准学校心理士とは　 一般社団法人 学校心理士認定運営機構・日本学校心理士会
で解説されています。
　学校心理士の資格申請のための情報はこのサイトのトップページを参照してください。
　学校の先生も学校心理士になろう

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